《ゴシキヒワ》
Carel Fabritius
1654
ゴシキヒワが、えさ箱に足を鎖でつながれています。この鳥は当時人気のあるペットでした。水入れから小さなバケツで水をくみ出すといった芸当を覚えることができたからです。
この絵は、現存する数少ないファブリティウスの作品の一つです。鳥は筆跡を残したままで仕上げられています。彼は翼を表現するために、まず黄色い絵具を分厚く塗り、それから筆の柄で乾いていない絵具を引っ掻く技法を用いました。
on
33.5 x 22.8 cm.
Acquisition 1896