《エデンの園》
Jan Brueghel the Elder
c.c.1615
この絵は、フランドルを代表する二人の巨匠、ルーベンスとブリューゲルの合作です。ほかにもこの二人の共同制作による作品がありますが、このような合作の意図は、双方の画家がベストを尽くし合い、見世物のように見る人を楽しませることでした。
画面の構成したのはブリューゲルで、ルーベンスは直接描き始めました。ルーベンスが担当したアダムとイヴ、木、馬、蛇は、薄塗りで非常に素描的に仕上げられています。ブリューゲルは絵具を丹念に塗りながら、その他の動物と植物を百科事典から写したように細部まで正確に描いて完成させています。
on
74.3 x 114.7 cm.
Collection William V, transferred 1816