《自画像》

840 voorzijde

《自画像》

Rembrandt van Rijn
1669

840 - zaal 10

17世紀の画家の中で、レンブラントほど多くの自画像を残した画家はいません。この自画像はレンブラントの没年に制作されたもので、おそらく最後の自画像と思われます。さまざまな技法を思いのままに用いて表現している姿勢から、生涯の終わりになってなお、制作意欲が衰えていなかったことがわかります。 注目すべき点の一つに、顔が力強い筆触で表現されことが挙げられます。粘土で肉付けするように分厚く盛られた絵具は、レンブラントが血の通う生身の人間であったことを示唆しています。まさに巨匠の名作です。

on
65.4 x 60.2 cm.
Acquisition with the support of Rembrandt Association and private benefactors, 1947