《シメオンの讃歌》

145 voorzijde 1

《シメオンの讃歌》

Rembrandt van Rijn
1631

145 - zaal 9

ヨセフとマリアは神殿で、生まれたばかりのイエスを捧げています。老人シメオンは、子供が長く待ち望まれてきた救世主であることを、一瞬にして認めます。シメオンはイエスを腕に抱き取り、讃歌を歌います。シメオンを照らし出す神々しい光は、まるで幼子から発せられているように見えます。

この絵を描いた時、レンブラントは25歳で、まだライデンに住んでいました。しかし、同じ年に、彼はアムステルダムに移住しました。アムステルダムでは、より大きなサイズの絵を制作するようになり、初めて肖像画にも挑戦しました。

oil on panel
60.9 x 47.9 cm.
Collection William V, transferred 1816